戸建て購入

戸建「火災保険」会社選びで失敗しない唯一の方法。地震、水災、家財?

結婚してから6年、首都圏に中古戸建を購入しました。

前提

家族構成:妻の私(38才)・夫(41才)・子(5才、3才、0才)
購入前の住居:賃貸マンション
エリア:関東
収入:共働き

「火災保険」会社選びで失敗しない方法

火災保険選びで失敗しない唯一の方法は、知識を持った人に相談することです。

最初は、ネットの情報で知識をつけた上で数社の見積を比較して決めるつもりでした。このコロナ禍でわざわざ対面で保険会社の方に火災保険について相談するのは、勧誘もあるだろうし面倒だったのもあります。

ただ調べていくうちに、火災保険は通常の保険とは違い、専門用語が多く、決めなければいけないことが多いことがわかりました。また各会社で細かく条件が違っていることがわかりました。どの火災保険が自分の選んだ戸建てに合っているのかがわからなくなってきました。

火災保険は大きな金額の保険です。万一のときに損をする金額が大きいことに気づいたので、対面で納得して保険に加入することにしました。

生命保険やがん保険などを紹介してもらった知り合いのファイナンシャルプランナーがいる方は、その方に直接相談してみるのが早いと思います。

私は有名どころである「ウェブクルー」の「火災保険の無料診断サービス」にお願いしました。

一括で複数社の見積もりを作成してもらうことができます。

また、希望があればファイナンシャルプランナーの方を紹介してもらえて、最適な保険を選ぶことができます。

私は紹介を希望し、家の近所まで複数社の見積もりをもってきていただいて相談しました。

更に、このファイナンシャルプランナーの方に、住宅ローン審査の団信(住宅ローンを組むときに加入する無料の保険)で大きなトラブルがあって本当に困ってしまい電話したら、親身になって助けていただけました。

不動産購入のときに、困ったときに頼れるファイナンシャルプランナーの方がいる、という存在は、思った以上に大きかったです。

不動産業者の方や銀行の方は、保険に詳しいわけではありません。保険に詳しいファイナンシャルプランナーの方がいない場合は、どこかの会社で紹介してもらうことをおすすめします。

結果、プロに相談し、納得のいく内容で一番安く契約できて満足しています。

不動産会社の担当者の保険の知識は、保険会社のプロに比べたらかなり劣りますし、不動産担当者と契約している火災保険の会社があってそこを勧めたりします。

火災保険は長期でたくさんのお金を支払う会社なので、なんとなく決めたらかなり勿体無いことになります。

火災保険の見積もりをとるベストタイミングは?

火災保険の見積もりをとるベストタイミングは、「売買契約」のあとです。

売買契約とは?
不動産仲介業者に物件を買いたいと伝えた後「申込」をします。その後売主と会って手付金を払い、契約書を交わすことを「売買契約」といいます。

理由は、「売買契約」をする前は、物件を買うことが確定していません。
火災保険は、買う物件によって見積金額が変わりますので、まだ契約前の物件で火災保険の見積もりをとっても、もし契約できなかった場合また一からやり直しになるからです。

また、火災保険は「建物の構造」や「耐火区分」など、家の構造や性能で保険料が変わります。
わからない項目があると、正しい見積もりが取れません。
「売買契約」が完了したら、担当者にその区分を確認し、すぐに見積もりを取るのがスムーズなスケジュールになると思います。

火災保険の見積もりを取る前に決めておくこと

火災保険にはたくさんの選択肢があります。

  • 家財保険をつけるか
  • 水災保険をつけるか
  • 地震保険をつけるか
  • 偶発的な事故の保障をつけるか
  • 個人賠償をつけるか

「火災保険」単体だけに加入することもできます。
私がどれをつけてどれをつけなかったかについて、理由も併せてまとめています。
よろしければ参考にしてください。

一つずつ解説していきます。

家財保険をつけるか

「家財保険」とは、火災などの事故が起きた際、ソファやテレビなどの家財を補償してもらうものです。
雷が落ちて家の家電製品が壊れたときや、雨漏りで家具が濡れたときなどに補償されます。

我が家の場合

我が家はモノが少なく、高級な家具もないため家財保険は付けませんでした。
1年でおよそ10,000円前後なので、天災による家財が壊れる確率を考えると、その分で家具が買ったほうが得だと考えました。

 

水災保険をつけるか

「水災保険」は、台風や大雨による水害を補償してもらうものです。

豪雨がきて家が損傷した場合などに、補償されます。

我が家の場合

我が家は、水害ハザードマップでは浸水の恐れのないエリアでしたが、川が近くにあります。2019年の豪雨で、家が壊れるのではないかという恐怖を味わいました。地震、台風、大雨は、今までの規模より大きいものがくる可能性もあると考えているので、「水災保険」は付けました。

地震保険に入るか

「地震保険」は、地震による損害を補償する保険です。
建物だけの保険か、建物と家財両方の保険かを選択できます。
火災保険の半額まで加入できます。(火災保険が年間1万円の場合、地震保険は年間5,000円まで)

火災保険だけに加入し地震保険に入っていないと、地震が原因で起こった火災や建物損壊は保険がおりません。

建物に「耐震等級」がついている場合、保険料が割安になります。
例えば耐震等級3がついている物件は、地震保険は半額になります。

我が家の場合

大地震が来る可能性が高いと考えていることと、
大地震がきて家が傷んだとき、保険がおりれば安心して修繕できると判断して加入しました。

偶発的な事故の保障をつけるか

「破損、汚損保険」は、家具を移動しているときに窓ガラスを割ったりしたときに補償されます。

我が家の場合

我が家は5歳以下の子どもが3人いるため、加入しました。
壁紙におもちゃをぶつけて破れたりしたときに補償されるので、子どもが無茶をしても怒らなくて済むメリットがあります。

個人賠償をつけるか

「日常生活賠償特約」といい、自転車で歩行者とぶつかったときなど、相手を怪我させてしまった場合に補償されます。

我が家の場合

大人には不要だと判断してつけませんでした。自転車で誰かを怪我させてしまう可能性があるのは子どもだと思っているので、子どもの分は他の保険で加入する予定です。

保険期間を何年にするか

保険料を支払う期間は、保険会社によって、1年単位で契約するところ、10年で契約するところなどまちまちです。
10年だと割安なので、10年がおすすめです。
引っ越して解約しする場合は、未経過分の払い戻しがあるので心配はいりません。

火災保険の見積もりを取る前に確認しておくこと

「売買契約」が完了した後もらう書類にほとんど書いてあります。耐火区分は売買契約でもらう書類ではわからないので、そこは不動産屋さんに確認してください。
保険料が変わってくる大切な情報ですので、見積もりを取るときは正しく入力しましょう。

建物の構造

購入した戸建てが「木造」「鉄骨造」「コンクリート造」のどれかを把握しておきましょう。
保険金額にかかわってきます。

耐火区分

購入した戸建てが「準耐火建築物」「省令準耐火構造」「該当しない」のどれかを把握しておきましょう。
建築確認申請書に書いてあります。
これも、保険金額にかかわってきます。

家の価値

不動産業者に確認しましょう。
100㎡前後の新築建売なら2000万円程度です。
我が家は築10年の中古戸建なので、1500万円に設定しました。

建物の延べ床面積

物件チラシや契約書に「建物面積」として書いてあります。
単位は「㎡」です。
土地面積は無関係ですのでご注意ください。

火災保険の見積もりを取る

見積もりを取ったら見積もり業者から電話がかかってきます。

ウェブクルーという比較サイトの老舗会社が運営しており、信頼できるのでこちらにしました。

火災保険の無料診断サービス

電話で、見積もりだけでは判断できない細かい部分をヒアリングされ、それをもとに複数社の見積もりを送りますと言われます。
ここで、この比較サイトでは、希望があればファイナンシャルプランナーの方にも火災保険について対面で相談できることを伝えられます。

私も対面するまでわからなかったのですが、本当に各社細かい規定が違っています。
納得して一番安く契約したい場合は、対面の面談がおすすめです。

まとめ

火災保険は、10年単位で加入することが多いため、適当に選ぶと損する期間も長引きます。
最初にきちんと調べておけば、あとはほったらかしにできるので、
大変ですがしっかりと基準をもって選びましょう。